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マーク・レスターの「小さな恋のメロディ」
マーク・レスター Mark Lester

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ワリス・フセイン監督の『小さな恋のメロディ
原作・脚本のアラン・パーカーは、後に監督として『ダウンタウン物語』『エビータ』『アンジェラの灰』などの作品を手掛け、この作品は彼の処女作である。
ビージーズの曲が、溌剌とした子供達の学校生活、甘酸っぱい初恋の物語を、爽やかに切なく盛り上げる。「メロディ・フェア」や「若葉のころ」などは他で聴く度に、彼らの映像がフラッシュバックしてしまう。

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主人公の11歳の少年ダニエル・ラティマー役にはマーク・レスター
中流家庭に育ち、少し風変わりな母親に従順で、気が弱く愛らしい少年だが、父親の新聞に火をつける悪戯をするなど、両親に対して小さな反抗心もある。ダニエルは、バレエのレッスンをしている女子たちの中で、ひときわキュートな長い黒髪の少女メロディに淡い恋心を抱く。その性格から、友達を作るのも、初恋の彼女に対しても、陰からそっと見て待つタイプだろうが、一度仲良くなったら、とても人懐っこく、積極的になる。彼は、メロディの「50年も愛せる?」の問いに「出来るさ。もう一週間も愛している」と答える。一週間の愛は永遠に続くだろうその自信は素晴らしい!

メロディ役にはトレイシー・ハイド
♪Melody (SWALK) staring Tracy Hyde, Jack Wild, Mark Lester♪
ダニエルの視線は気付いていたが、メロディが彼を意識し始めたのは音楽室からだろう。レッスンの待ち時間に、メロディのリコーダーに合わせ、ダニエルがチェロを弾き合奏する。言葉は交わさない二人の印象的なシーンである。また、メロディが口紅を塗るシーンがある。だが、すぐに拭い取る。恋心の芽生えた彼女の大人への憧れだったのかもしれない。でも、まだ大人を受け入れたくない抵抗もあったのだろう。女子の制服は、もの凄く可愛いい。紺のブレザーに、メロディは水色のギンガムチェックのワンピース、白いハイソックス。今着てても全然素敵である。

トム・オーンショー役にはジャック・ワイルド
悪童グループを仕切るオーンショーは、問題児でもあるが、貧しい家庭に育った彼は、家事をするなど人に見せない苦労もあるようだ。気の弱いダニエルとはなぜか気が合い、彼の面倒見の良さも感じる事が出来る。だが、ダニエルとメロディの恋が、これから発展するのを察知した彼は嫉妬すら覚える。ダニエルを待つメロディに「遅いから帰りなよ!」と言い、あれこれ言ってダニエルを引き止めるが、手を繋いだ二人は彼を無視して黙って走り去る。ちょっと可哀相だろう!・・・と思ったが、恋をした二人は盲目となるのか。嫉妬からダニエルをからかい、喧嘩になるが、やはり大切な友人である彼とメロディの恋を応援することにする。常にガムを噛み、悪童少年だが、優しいオーンショーはカッコいい!!

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純粋に育む二人の爽やかな恋が好感持てるこの作品は、子供達の、規制の形式を重要視する大人社会への反抗心もテーマであるかと思う。最初はほんの些細な抵抗だ。そして、授業をボイコットしてのダニエルとメロディの結婚式は、彼らにとっては思いきった事でもある。先生、親達が慌てて捜しに来る中、男子悪童グループで実験していた小爆弾が、初めて成功し、彼らのやり遂げた爽快感が伝わってくる。
映像、ストーリー展開、音楽も素晴らしく、日本では大ヒットしたこの作品が本国イギリスでは叩かれたのはなぜだろう?単なる子供の恋愛話と小作品扱いされたのか、子供達が大人に反抗するなどとんでもない!と、伝統、規律を重んじる国では批判されたのか、分からない・・・。
大人の現実には幻滅し、純粋で若々しい今だからこそ「結婚したい!」二人は、先走りなのかとも思えるが、もしかしたら、彼らにとっては一番良い選択だろうと思いたい。トロッコを漕いで出発したラスト後は、二人の幸せな未来を想像した。

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小さな恋のメロディ』 『Melody』 or 『S.W.A.L.K』(Sealed with A Loving Kiss)
1971年 イギリス
監督 ワリス・フセイン
原作・脚本 アラン・パーカー
音楽 ビージーズ、クロスビー・スティルズ・ナッシュ・アンド・ヤング
出演 マーク・レスター(ダニエル・ラティマー) トレイシー・ハイド(メロディ) ジャック・ワイルド(トム・オーンショー) シーラ・スティーフェル(ダニエルの母) ジェームズ・カズンス(
校長) ケイト・ウィリアムス(メロディの母)

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Boys' Groupの中でちょっと気になった美少年。オーンショーの傍で見られる。
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★ビージーズ The Bee Gees
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 「若葉のころ」 First Of May
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♪The Bee Gees-First of May♪

マーク・レスターのプロフィール、『オリバー!』の記事はこちら
※ジャック・ワイルドプロフィールはこちら
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Thema: 美少年 - Genre: 映画

【2007/01/29 03:43】 | マーク・レスター | Trackback(0) | Comment(1) | page top↑
マーク・レスターの「オリバー!」
マーク・レスター Mark Lester

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1958年7月11日 イギリス オックスフォード
父は元俳優で母はダンサーという環境で育つ。幼少時からコロナ演劇学校に在学して演技の訓練を受けていた。2歳半でTVCMに出演し、5歳の時「ロンドン・パリ大脱戦」で映画デビュー。『オリバー!』で注目され、1971年の『小さな恋のメロディ』で日本では圧倒的人気を得た。4回来日。特に1971年の2度目の来日の熱狂ぶりには、本人が『Riot!』(暴動だ!)と思わず叫んだという。1972年には日本で『卒業旅行』(東宝映画)に主演。年齢と共に人気は下降。1977年の『王子と乞食』を最後に引退。その後、整骨師の資格を取得し、現在はイギリスで妻と二人の子供と共に静かに田舎暮らしをしているという。
ふわふわの金髪と、小鳥の囀りの様にか細く可愛い声を持った、愛らしい美少年である。喋り方も個性的で可愛らしい。

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【出演作品】
1964年 『ロンドン・パリ大脱線』・・・フランス/コメディ
1965年 『Spaceflight IC-1: An Adventure in Space』・・・イギリス
1966年 『Danger Man』 [TV-Series] (1 episode)・・・イギリス
1967年 『華氏451』・・・イギリス/SFドラマ
1967年 『Court Martial』 [TV-Series] (1 episode)・・・イギリス
1968年 『オリバー!』・・・イギリス/ミュージカル
1969年 『野にかける白い馬のように』・・・イギリス/ファミリー
1969年 『Then Came Bronson』 [TV-Series] (1 episode)・・・アメリカ
1969年 『The Ghost & Mrs. Muir』 [TV-Series] (2 episodes)・・・アメリカ
1970年 『小さな目撃者』・・・イギリス/サスペンス
1970年 『The Boy Who Stole the Elephant』 [TV]・・・アメリカ/ファミリーコメディ
1970年 『Disneyland』 [TV-Series] (2 episodes)
1971年 『誰がルーおばさんを殺したか?』・・・アメリカ/サスペンス・ホラー
1971年 『小さな恋のメロディ』・・・イギリス/青春・ロマンス
1971年 『黒馬物語』・・・イギリス/ファミリー
1972年 『ナイト・チャイルド』・・・イギリス/サスペンス
1973年 『マーク・レスター 可愛い冒険者』・・・イギリス/アドベンチャー・犯罪
1973年 『卒業旅行』・・・日本/青春・冒険
1973年 『Scalawag』・・・イタリア・アメリカ・ユーゴスラビア/冒険
1974年 『楡の木陰の愛』・・・イタリア/青春
1977年 『王子と乞食』・・・アメリカ・イギリス/ファミリー
2005年 『After They Were Famous- Oliver!』 [TV-Series] (1 episode) イギリス

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『オリバー・ツイスト』は、当時25歳の作家チャールズ・ディケンズが、ジャーナリストの立場から、19世紀のイギリスの階級社会にて下層部の貧民達の差別的生活を実直に描いた社会派作品である。1834年に制定された「貧民救助法」とは名ばかりで、救済に当たる教区の救貧院は、収容した貧民を怯えさせ、夫婦は別居を命じられ、制服を着せ過酷な労働、粗末で僅かな食事しか与えず、孤児に対する待遇は更に酷いものであった。
幼少時代に下層社会にて苦難を味わったディケンズの長編小説『オリバー・ツイスト』の主人公オリバーは、モンクス氏の悪事により悲境な人生を背負うこととなった。顔立ちの整った憂鬱の表情を持つ彼は、虐げられ、スリの仲間となり、無実の罪、監禁、命を狙われるが、紳士ブラウンロー氏達により救われた事で、最後にやっと幸せになれる。そして、オリバーを助けたナンシーの悲劇、ビル・サイクスの破滅的結末、悪党フェイギンの死刑という最期だが、悪事に携わった彼らの深層は細かく書かれ、非常に人間らしい部分を見る事ができる。ペテン師ジャック・ドーキンズも育ちに恥じない堂々とした魅力的な少年に描かれている。スリ仲間の少年達の中には、改心して苦労し出世する者もいるが、冷酷だった人達、救貧院のバンブル夫妻、モンクス氏などは容赦無しの結末が待っている。良心を持つ者、残酷な悪人が分かりやすく、納得いく結末と、登場人物達の心境を深く掘り下げる事により彼らに興味を抱かせた作品といえる。

ディケンズ原作の『オリバー・ツイスト』をキャロル・リード監督がミュージカル劇『オリバー!』として映画化した。この作品は1969年第41回アカデミー賞作品賞、監督賞、ミュージカル映画音楽賞、美術監督・装置、音響賞、名誉賞の6部門を受賞と輝かしい評価を得た。
この映画は、大スクリーンで観たい、楽しんで観ることができる作品である。『オリバー・ツイスト』は暗く重たいストーリではあるが、この『オリバー!』は歌と踊りを非常に魅力的に取り入れ、観る者の心を躍らせる作品と思う。特に、スリの仲間に誘われたオリバーがドジャーの歌と共に、ロンドン街中の人達の生活の中に入り込み彼らを巻き込んで、踊るシーンは、次々と廻る遊園地のようでもあり、豪華で圧巻である。
冒頭の救貧院のシーンから惹き込まれた。救貧院で暮らす孤児達は、過酷な労働、食事はお粥のみ、救貧院のバンブル夫妻達は豪華な食事と、ムカつくところだが、お腹を空かせた少年達の何ともやり切れない「お粥ばっかりで嫌になる!お腹一杯食べたい!!」気持ちを全身で歌と踊りで発散させている。切ないところだが爽快感もある。
この映画でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたジャック・ワイルドが演じたスリの少年ドジャーの天性の演技、歌、踊りは誰もが魅了されたと思う。軽快なステップを踏み、頭にちょこんと載せられた山高帽子を上手く使う彼の小演技も見所である。また、フェイギンを頭としたスリ団の少年達Fagin's Boysの元気一杯で可愛い、歌、踊りも気に入った。そして今までの『オリバー・ツイスト』映像化の中で一番、悪党フェイギンは魅力的ある人物となった作品と思う。少し善い人になったフェイギンを演じたロン・ムーディーの歌踊りは素晴らしく、滑稽でもあり、チャーミングとさえ思えた。最後、足を洗う事も頭を過るが、彼を師匠とするドジャーが戻った事で、
「とても足など洗えない この指先と勘 相棒もいては」
「才能を活かして優雅な人生 続けよう このステキな仕事」

・・・と、潔い意外な結末には好感を持ってしまった。
オリバー役にはのマーク・レスター
悲愴感を漂わせるオリバー役には、誰からも愛され幸福そうな外見を持つ愛らしい彼は少し物足りなかった感もあるが、既に子役ながらも多くの作品に出演していた彼は、大作の主役を堂々とこなし、画面一杯に愛らしさを発揮している。

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オリバー!』 Oliver!

1968年 イギリス
監督 キャロル・リード
出演 マーク・レスター(オリバー・ツイスト) ロン・ムーディー(フェイギン) ジャック・ワイルド(アートフル・ドジャー) シャニ・ウォリス(ナンシー) オリヴァー・リード(ビル・サイクス) ハリー・シーコム(バンブル氏) ジョゼフ・オコーナー(ブラウンロー氏) 
19世紀のイギリス。孤児の少年オリバー・ツイストは、教区の施設であるバンブル夫妻経営の救貧院で暮らしていた。空腹の孤児達はくじをし、選ばれたオリバーは代表としてお粥をお代わりを哀願するが、激怒され、教区から問題児扱いを受ける事となった。そして、売りに出されたオリバーは5ポンドで葬儀屋サワベリー夫婦に引き取られることになった。サワベリー氏は、憂鬱な顔の美しい少年オリバーを子供の葬儀の介添人とし、商売を繁盛させようとした。同じくこの葬儀屋に奉公している少年ノア・クレイポールは自分より身分の低いオリバーを蔑み、威張り散らしていた。ある日、ノアに母親を侮辱されたオリバーは彼を殴ってしまう。その後、倉庫に閉じ込められてしまったオリバーは窓から逃げ出すことにした。70マイルの道のり、7日間かけてロンドンまで着いた。お腹を空かせたオリバーはスリの少年ジャック・ドーキンズと知りあい、彼の口利きで、食べ物と寝床のある、少年スリ団を束ねる親方フェイギンの隠れ家で暮らすこととなった。他にフェイギンの仲間には悪名高いビル・サイクスと恋人の酒屋で働くナンシーがいた。オリバーはドシャー達と組んだ初仕事の日、ある紳士の財布を盗んだドジャー達の代わりに捕まってしまう。無実が晴れたオリバーは被害者の親切な紳士ブラウンロー氏に保護され、ブラウンロー夫妻はオリバーの健気さを気に入り世話をする事にした。だがオリバーの平和な日々は束の間、ある日ブラウンロー氏のおつかいに出されたが、密告を恐れたフェイギンとビルの策略に嵌り連れ戻されてしまった。ブラウンロー氏は、オリバーを探し、救貧院を訪ね、彼が自分の孫だと知る。ナンシーはオリバーを憐れに思い、ブラウンロー氏と連絡を取りロンドン橋にオリバーを連れて行く約束をするが、それを察知したビルに後を付けられ殺されてしまう。警官が駆けつけ、犯人のビルは指名手配される事となった。ビルの事件から警察の捜査の危機からフェイギンと少年スリ団は隠れ家から逃げ出した。ビルはオリバーを人質にし逃亡を図るが・・・。

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★ Oliver! - Food, Glorious Food ★


★ Oliver! - Be Back Soon ★


※2005年ロマン・ポランスキー監督の『オリバー・ツイスト』のレビューはこちら

★ デヴィッド・リーン監督の名作『オリバー・ツイスト』[1948年イギリス] IMDb
ジョン・ハワード・ディヴィス(オリバー) アンソニー・ニューリー(ドジャー)
アレック・ギネス(フェイギン)
原作に近く、貧困の厳しさを感じられた。端正な顔立ちのオリバーは貧弱で悲愴な面持ちをしていて同情を誘う。フェイギンが最後まで悪党らしくある。

★ トニー・ビル監督の『オリバー・ツイスト』[1997年アメリカ・TV] IMDb
アレックス・トレンチ(オリバー) イライジャ・ウッド(ドジャー)
リチャード・ドレイファス(フェイギン)
3年位前にTVで観た。ドジャー役に彼は少し大人過ぎるかと思ったが、イライジャファンの私には良かった。オリバーに優しくする、ブラウンロー氏の家に住む姪のローズ・メリーが登場する。

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★『Oliver!』イギリスサイト → ★ Oliver! 1968 UK ★
★日本で唯一の『Oliver Twist』同盟 → ★ Oliver! and Oliver Twist Union ★
turbo color 919の管理人様が運営されています。
映画1968年『オリバー!』2005年『オリバー・ツイスト』ファンは是非とも!!
バーニー・クラーク、ハリー・イーデン、ジャック・ワイルド、マーク・レスターのファンの方も必見です。

Thema: 美少年 - Genre: 映画

【2007/01/27 20:31】 | マーク・レスター | Trackback(1) | Comment(5) | page top↑
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