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レジス・アルパン 「罪深き天使たち」
レジス・アルパン Régis Arpin
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スーザン・ヒルの「ぼくはお城の王様だ」原作の映画化作品『罪深き天使たち』
フランスの古城に住む10歳のトマを演じるのはレジス・アルパン、トマの世話係として雇われた母親に連れられ城に滞在する事となったのは、トマの一つ年上のシャルル(ダヴィッド・ベアール)

ダヴィッド・ベアール David Behar
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トマ演じるレジスは、華奢で金髪と大きな青い瞳が印象的な正統派美少年。トマは富豪の息子で高慢な態度な少年であるが、翳りを秘めているから魅力的に見えてしまう。彼は母親を亡くした哀しみを内に潜め、トマの母親ヴェルネ夫人の存在により愛する父親を奪われてしまう嫉妬を、全てシャルルにぶつけるのである。嫉妬や軽蔑からシャルルを服従させようとするが、シャルルも反発するのである。大人の都合から一番の被害者と思うシャルルは、現況に嫌気を差しながらも愛する母親に気遣う優しい少年である。古城から逃げ出した彼も森の中では活気に満ち溢れ野生的な少年となれる。服従関係もトマと逆転するのだ。しかし城に戻ればまた主従関係も逆転する。
とくに印象的なシーンは森の中で無力なトマが跪いて天を仰いで祈りを奉げるシーンだ。
慈悲深い神よ 罪を犯した事がない僕を 救いたまえ
み恵みのあらんことを 力を与えたまえ・・・・
我らの罪を許したまえ 我らが人に許す如く
我らに試みに遭わせず 悪より救いたまえ

聴き入れられたかのように天光が射すが・・・自己中心的な少年である。

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トマは、シャルルと彼の母親が邪魔であり、シャルルに城を出て行くように言い二人は誓いを交わすが・・・。トマがシャルルの母親を嫌いだと言いながらも、亡くなった自分の母親に重ねていたのではと思われる場面もあり、理解し難い矛盾はあるが、結局のところ彼はシャルルと彼の母親を受け入れる事にするのだ。トマが素直にシャルルに接していたなら違ったかもしれないが、無力のシャルルにとって残された自由は一つしかなかったのだ。幼いからこそ傷つきやすい2人に、配慮が足りない大人の身勝手からの悲劇の作品と思った。
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『罪深き天使たち』 Je suis le seigneur de chateau

1989年 フランス=イギリス
監督 レジス・ヴァルニエ
出演 レジス・アルパン ダヴィッド・ベアール ジャン・ロシュフォール ドミニク・ブラン 
1954年の夏。母を亡くした10歳の少年トマの父ブレオー氏は、ヴェルネ夫人を息子の世話役に雇うことにする。彼女の夫はインドシナ戦線出征し行方不明であるが、トマの一つ年上の息子シャルルがいた。城主の息子であるという階級意識を持つトマは、シャルルの部屋に石を投げ入れたり、嫉妬からカラスの死骸をシャルルのベットに忍ばせたりして、嫌がらせをするのであった。ある晩シャルルはお城を脱走しようとするが、トマは森に入るシャルルに付いてくるのであった。そして川を渡ろうとするが、木の渡し橋からトマは川に落ちてしまう。激流に呑み込まれたトマを何とかシャルルが助け、捜索隊に発見された2人は保護されるのであった。その後、トマとシャルルはブレオー氏と夫人が愛し合っているのに気付く。そして、トマと女装をしたシャルルは2人の親を皮肉った寸劇をするが、それを目撃したヴェルネ夫人は傷つきシャルルを連れて城から出て行くのだった。町に戻ったシャルルは、母とブレオー氏が互いを必要とし愛し合っている事を知り、母と城へと向かうのだ。やがて2人の両親は結婚するが・・・。
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【2006/11/26 18:57】 | レジス・アルパン | Trackback(0) | Comment(0) | page top↑
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